■二人時間を楽しむ勾配天井のリビング。回遊動線も便利!
「家賃を払い続けるより、憧れの平屋を建てよう」とSUUMOカウンターを訪れたKさんご夫妻。土地は1年かけて見つけ、自分たちで理想の間取りを描いた。家賃と同じくらいの月々の支払いになるよう資金計画も立てた。その範囲内で希望が実現でき、耐震性の高いテクノストラクチャー工法と頼れる担当者が揃う吉川住建に依頼を決めた。こだわりは、一番過ごす時間の長いLDKの心地よさ。勾配天井で開放的な空間設計、料理をしながらTVを観られる配置、家事のしやすい回遊動線も工夫した。玄関から寝室、洗面室、LDKへ直接アクセスでき、通り抜けられる洗面室やクローゼットも便利。移動距離が短く、「やろうと思ったことがすぐにできる」とKさん。奥行のある敷地で南側に建物があるため、プライバシーや動線を考慮しながらも自然光が取り入れられる形を設計士が提案。二人の生活時間が異なっても、静かに眠ることができるよう寝室はリビングから離した配置に。木と鉄の複合梁が支える耐震面の安心感はもちろん、断熱性も高く、認定長期優良住宅で補助金も取得(当時の制度・条件による)。「空調がよく効き、冬は寒さを気にしたことが一度もなかったです。周囲への音漏れもあまり気にせず過ごせるので、好きなバンドのライブ映像を一緒に観て盛り上がっています」と新生活を満喫している。
片流れのシャープなフォルム。グリーンの外壁に軒天の木目が調和する。奥行があり、南側に隣家が迫る立地で、通風・採光を考えながら二人の希望を叶えた住まい。
LDKは一部を勾配天井にして、開放的に。テクノストラクチャーの太い梁が渡る。南面はプライバシーに考慮して高い位置に窓を設けた。「思っていたよりずっと明るくて、日中は照明をつけていません」。
キッチンのリビング側の面は全面収納になっていて、文房具や充電器など細々したものをすっきり収められる。奥にはロボット掃除機も格納するパントリーが。木目の天井に、Kさんが選んだペンダントライトがモダンな雰囲気を添える。壁のニッチにはスイッチやインターホンなどをまとめてあります。
玄関から廊下を通り、突き当りに広がるLDK。扉は全面ガラスのものを選び、一層の開放感を。TV背面はグレーのアクセントウォール。ダイニングテーブルを置かず、食事もくつろぎもこたつを利用。スペースを広々と使うことができる。
キッチンはフロートタイプでフルフラット天板のもの。パナソニックのショールームで色などを吟味した。タッチセンサー式の水栓は周囲が汚れず使いやすいそう。床は汚れを拭き取りやすいフロアタイルに。
複数ある回遊動線が暮らしやすさのポイント。玄関から洗面室へ、また、寝室からトイレやキッチンへのアクセスがよく、「室内を歩き回る必要がありません」とKさん。
洗面室は広々として、通り抜けることができる。必要に応じてここで室内干しをして、中央のカウンターで畳んだら奥のクローゼットへ。ほとんど移動することなく洗濯が完了する。「この使いやすい動線は、トイレ・浴室に窓がなくてよいというKさんご夫妻の優先順位の明確さから生まれました」。
LDKを少しでも広くするため、その他の場所を調整。トイレは壁の間にくぼみを設けてトイレットペーパー収納やカウンターとして活用。収納スペースを別途設ける必要がなくなった。
玄関を入ると正面に見えるグレーの壁とゴールドの繊細な照明が印象的。「あらかじめ購入していた照明は、吉川住建さんに取り付けてもらえて助かりました」。玄関ホールから廊下にかけて、寝室・洗面室・LDKへ続く3つの動線を設計。あえて土間収納はつくらず玄関全体を広々と使い、くぼみにゴルフバッグをしまっている。